上り、下り、Ping値|インターネットに大切な3つの指標と目安

上り、下り、Ping値|インターネットに大切な3つの指標と目安 インターネット
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インターネット速度の目安を図で解説

上り、下り、Ping値|インターネットに大切な3つの指標と目安

インターネット回線の速度単位|bpsとBps(B/s)

インターネットの回線速度は一般的には「bps」という単位で表されます。

これは「bit per second(ビット・パー・セカンド)」の略で「ビーピーエス」と呼ばれます。

次によく見るのはB/s(Bps)です。
これは「byte per second(バイト・パー・セカンド)」の略です。

1 bitは「1b」と表され、1 byteは「1B」と表されます。

1 bitはコンピューターの最少単位です。
それでは計算が大変なので「8 bit = 1 byte (8b = 1B)」にしようというルールができました。

1000 g = 1 kgと表せるように当然、bitもbyteも次のように表せます。

bitbyte
1,0001Kb1KB
1,000,0001Mb (=1,000Kb)1MB (=1,000KB)
1,000,000,0001Tb (=1,000Mb)1TB (=1,000MB)

一方、コンピュータでは扱われるデータの量(サイズ)の大きさを表す単位として「byte(バイト)」が使われています。

そして、これらのデータ単位量bitとbyteを毎秒どのくらい処理できるか、を示した速度単位をそれぞれ「bps」と「B/s(Bps)」で表します
まとめると次の通りになります。

bps (bits per second)1秒間に何ビット扱えるか
B/s or Bps (byte per second)1秒間に何バイト扱えるか
10まる。
10まる。

例えば手元に1MBのファイルがあったとして、8Mbpsのインターネット速度だと…

10まる子。
10まる子。

えーと、8Mbpsは毎秒8Mbitのデータを転送できるから…

分かった!

1÷8で0.125秒ね!

10まる。
10まる。

残念!

B(byte)をb(bit)に変換する必要があります。
1B = 8bなので、1MB = 8Mbとなります。よって、

8÷8で1秒となります

  • インターネット速度が8Mbpsあると1秒間に1MBの通信が可能
  • 1Gbpsでは1秒間に125MBの通信が可能

インターネット速度に重要な3つの指標とその目安

インターネットの速度に重要な指標は3つだけです。

  1. 上り(アップロード)
  2. 下り(ダウンロード)
  3. Ping(レイテンシ/応答速度)

先ほど1Gbpsの速度だと125MBのデータを1秒間で取り扱うことが可能と書きましたが、実際はできません。
なぜならばネット契約時に表示される最大通信速度理論最大数値であり、実測値ではないからです。

インターネットの速度は様々な環境に左右されるので、家や環境ごとに実測値は違います。
光回線の場合、実際の通信速度はその3~6割程度とみておけば問題ないと思います。
ただしWi-Fi(無線)にするともっと下がり、体感では1~4割程度かと思います

上り(アップロード)速度

上りとは、データをアップロード(送信)することを意味します。
何かをインターネットを使って送る時の速度が上り(アップロード)速度です。
例えば、次のようなものです。

  • ・メールの送信
    ・SNSへの書き込み
    ・Webサイトの更新
  • ・動画投稿

下り(ダウンロード)速度

下りは上りの反対で、データをダウンロード(受信)することを意味します。
一般的にはこちらの方が重要です。
なぜならば、下り速度は次のような時に関係するからです。

  • ・動画を見る(YouTubeやHulu、Netflixなど)
  • ・Webサイトを閲覧する
  • ・インターネットからファイルを取り込む
  • ・メールを受信する

しかし、上りや下り速度が速いとそれで問題ない!というわけには行きません。

インターネットを利用するにはデータを送受信する場所(サーバー)間でのやりとりが発生するからです。
ここで登場するのがPing値です。

応答速度:Ping値

Ping(ピン/ピング)値とはデータを送信~受信するまでのタイムラグのことを指します。

AからBにデータを送る場合、Aから送信した瞬間にBに届くわけではありません。
ホスト(サーバー)の動作確認などの応答時間(レイテンシ)が発生するためです

つまり、Pingとはインターネットを使っているユーザーの体感速度を数値化したものだと思ってもらってOKです。

Ping値の単位は「ms(ミリ秒)」で、数値が小さいほど応答時間が短い=体感速度が早い、つまり通信環境が良いことを意味します。
次の表を目安にしてください。

ping値スピード
~30ms速い
31~60ms普通
61~100ms遅い
100ms~かなり遅い
10まる。
10まる。

FPS系のゲームは回線速度が命なので、10ms以下が理想です

どうやってインターネット速度を調べればいいのか

これは非常に簡単です。

とすればOKです。
そうすると大体次の3つのサイトが上位に出てくるでしょう。

  • ・インターネット速度テスト
  • ・インターネット回線の速度テスト | Fast.com
  • ・インターネット回線スピードテスト・通信速度測定 | USEN …

サイトの違いはどのサーバーにアクセスするかなので、そのサーバーの混雑状況によって変わります。
目安と考えてもらってOKです。

たとえば私はSo-net光の戸建プランですが、Wi-Fi環境(無線)でルーターもSo-net光の借り物でもこれくらいの速度は出ます。

動画はサクサク見れるので快適ですよ!

インターネット速度テスト

インターネット回線の速度テスト | Fast.com

インターネット回線スピードテスト・通信速度測定 | USEN …

まとめ

インターネット速度の目安となる3つの指標「上り」「下り」「Ping」についての解説でした。

簡単にまとめるとこのようになります。

回線速度とPing値の違い

・回線速度:1秒間に送信可能なデータ容量、数値が大きいほど良い、10-30Mbps欲しい
・Ping値
通信にかかる時間、数値が小さいほど良い、10msは欲しい

インターネット速度は現代社会ではとても重要なものなので、よく吟味してサービスを契約することをお勧めします!

\\Thank you for your reading!//

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